もくじ
Webデザイン技能検定は意味がない?デザイナーの意見
意味はある。
いきなり、結論からいいますと、Webデザイン技能検定は、取得する意味はあります。
しかし、何を基準にして判断するかどうがで意味の有無があります。
例えば、就職・転職するために必要かどうかは、必須ではありませんので、取得する必要は、
ありません。ただし、Webデザインの知識を学習したり、仕事で自己紹介をする際に、
信頼性が高まります。なぜならば、Webデザイン技能検定は、国家資格です。
Wikipediaによると、国家資格は、厚生労働省が認める資格です。
国家資格とは、厚生労働省が認める国の制度に基づいて、各種分野における個人の能力、知識が判定され、特定の職業に従事しうることを証明するものである。
Wikipedia
意味がないと言われる理由
意味がないと言われる理由は、Webデザイナーは、独占業務ではないからです。
医師や、弁護士のように、資格を取得しないと、仕事ができない職種ではないからです。
また、Webデザイナーは、資格より、スキルや経験、ポートフォリオ(作品集)が重要視されます。
他の資格との比較
Webデザインの資格は、Webデザイン技能検定以外に、以下の資格があります。
各資格に関しては、こちらの記事でもくわしく解説しています。Webデザイナーには資格が必要?Webデザインのおすすめ資格【種類一覧】
Webデザイナー検定
全日本能率連盟登録資格Web検定 Webデザイナー
HTML5プロフェッショナル認定試験
アドビ認定プロフェッショナル
Photoshop®クリエイター能力認定試験、Illustrator®クリエイター能力認定試験
意味を持たせるための活用法
やはり、合格することは重要ですが、内容をしっかりと理解することが重要です。
試験に合格するための勉強ではなく、Webデザインの知見を広めるための勉強と意識すれば、
資格勉強が実務に活用できるでしょう。
Webデザイン技能検定の価値とは?現役デザイナーの視点から
Webデザイン技能検定の基本概要
Webデザイン技能検定は、以下の通りです。
ウェブデザイン技能検定は、国家検定制度である技能検定制度の一つとして、
厚生労働省より職業能力開発促進法第47条第1項の規定に基づき指定試験機関の指定を受け、
特定非営利活動法人インターネットスキル認定普及協会(以下、当協会)が実施するものです。試験は実技および学科試験で実施され、関連国際標準規格等に基づきウェブデザインに関する知識・技能、実務能力等が問われます。
Webデザイン技能検定公式サイトより
1級の合格者には厚生労働大臣より、2級及び3級の合格者には当協会理事長より、
ウェブデザイン技能士の合格証書が発行されます
業界での評価と認知度
業界での認知度は高いです。スクールでも取得を推奨しています。職業訓練やデザインスクールで最終的に合格できるレベルまでの目標として定められています。
Webデザイン技能検定の実際のメリット
取得メリットは、以下の項目があります。
- 自信につながる
- 実務に活かすことができる。
- 履歴書にかける。
- 幅広く、Web制作の知識を身に着けることができる。
3級から1級までの勉強方法と対策
Webデザイン技能検定3級の対策と勉強時間
2023年度の3級の平均合格率は、71.0%です。決して3級は、難しくなく、公式の過去問や
問題集をしていれば合格することができます。勉強時間も約30時間程です。
まずは、3級から気軽に勉強してみてはいかがでしょうか。
2級へのステップアップ:独学とスクール利用
2023年度の2級の平均合格率は、57.3%です。3級と同様にさほど難しくないでしょう。
1級の取得方法:実技試験のポイントと過去問対策
2023年度の1級の合格率は、64.0%です。ただし、受験者数が2桁台です。
3級、2級は3桁台と比較すると、かなり少なくなります。理由としては、1級の受験資格は、
2級合格者でもすぐに受験できないことが考えられます。
2級合格後、実務経験2年以上必要です。
【実技試験】
Webデザイン技能検定受験資格より
・1級の技能検定において、学科試験に合格した者(※1)
【学科試験】
・7年以上の実務経験(※2)を有する者
・職業高校、短大、高専、高校専攻科、専修学校、各種学校卒業又は普通職業訓練修了(※3)
後、5年以上の実務経験(※2)を有する者
・大学(※3)卒業後、3年以上の実務経験(※2)を有する者
・高度職業訓練修了(※3)後、1年以上の実務経験(※2)を有する者
・2級の技能検定に合格した者であって、その後2年以上の実務経験(※2)を有する者
Webデザイン技能検定取得による就職・転職の効果
資格が就職・転職に有利な理由
一般的に資格は就職や転職に有利です。なぜならば、専門知識の証明や他の応募者との差別化
、学習意欲の証明にもなります。ただし、Webデザイナーにとっては、必ずしも資格が有利になることはありません。資格よりもポートフォリオの完成度が有利になります。
転職市場での資格の評価
Webデザイン技能検定は、就職・転職に有利になるというわけではありません。
しかし、Webデザインの知見があることや、学習意欲があることをアピールできます。
未経験からデザイナーへの道と検定の役割
未経験からデザイナーへは、デザインスクールに通うのが近道です。
検定の役割は、就職・転職の履歴書にアピールできたり、Webデザインを勉強する
モチベーションを維持できます。
試験対策と勉強方法:効率的な学習法を解説
効果的なテキストと問題集の選び方
効率的に勉強をするならば、やはり過去問を解くことがベストです。
テキストも同様に公式テキストをお勧めします。
通信講座とスクールの活用法
公式テキストで理解しずらい場合は、Webデザインスクールを受講しましょう!
筆者は、ヒューマンアカデミーWEBデザイン講座(WEBディレクターコース)、KENスクールのレスポンシブWebデザイン講座を受講済。そして現役Webデザイナーです。