今回は、Webデザイナーを目指すために、職業訓練のウェブデザインコースを受講することに迷われている方に向けた内容となっています。
もくじ
職業訓練のWebデザイナーコースは受講しないほうがいい?
結論、職業訓練のコース内容によります。3ヶ月コースは受講しないほうがいいでしょう。
理由は、Webデザインは学習する範囲がとても多い職種です。カリキュラムによって異なりますが、Photoshopやillustrator、XD、などAdobeのデザインソフトの使用方法から、
Web制作の基礎知識、デザインの概論、HTMLやCSSなどのコーディング知識、CMSなど、
かなりの広範囲を学ぶ必要があります。そのため、3カ月で詰め込むカリキュラムでは、
頭がパンクします(笑)。職業訓練の受講期間は、3カ月コースはおススメしません。
6カ月~1年コースが良いでしょう。
そもそも職業訓練とは?
ハロートレーニング(公的職業訓練)とは、公共職業訓練と求職者支援訓練のことをいいます。
職業訓練は主に、公共職業訓練と求職者支援訓練の2種類に分かれています。
公共職業訓練は、国または各都道府県が主体となって実施する施設内訓練と民間教育訓練機関等に委託して実施する委託訓練があります。そして、雇用保険を受給している求職者が対象です。
求職者支援訓練は、求職者支援制度で実施される職業訓練です。雇用保険を受給できない求職者が対象です。求職者支援制度とは、雇用保険を受給できない方が、職業訓練によるスキルアップを通じて早期就職を実現するために、国が支援するシステムです。
以下の厚生労働省の公式サイトで職業訓練について詳しく調べることができます。
職業訓練を受講する条件
職業訓練を受講する条件は、雇用保険の受給有無で、公共職業訓練か求職者支援訓練かの対象でわかれます。以下に条件をのせましたが、詳細は必ず、各都道府県のハローワークでご確認ください。
公共職業訓練の受講条件
- ハローワークに求職の申し込みをしていること。
- 労働の意思と能力があること
- 以前の公共職業訓練終了から、1年以上経過している(過去に公共職業訓練を受けた場合)
- 職業訓練などの支援を行う必要があるとハローワークが認めたこと。
求職者支援訓練の受講条件
- ハローワークに求職の申し込みをしていること。
- 雇用保険被保険者及び雇用保険受給資格者でないこと
- 労働の意思と能力があること
- 職業訓練などの支援を行う必要があるとハローワークが認めたこと
職業訓練のWebデザインコースがやめとけと言われる理由
受講しても必ずしも、Webデザイナーになれないから
職業訓練卒業後、Webデザイナーになることは難しいです。Webデザイナー希望者は年々、かなり増加しています。さらに、実務未経験でも応募可能な求人は少ないのが現状です。
受講期間が3ヶ月~6ヶ月と限られており、学習ペースについていけないから
職業訓練の種類によっては、学習期間が3ヶ月~6ヶ月と異なります。それゆえに、カリキュラムをこなすスピードについていけなくなることが多いです。
必ず、「職業名やめとけ」というワードがある。
必ずと言っていいほど、職業名+やめとけというワードは検索すればあります。そのため、気にしなくていいです。
業界が飽和状態だから
Web制作業界は、かなりの飽和状態です。それゆえに、Webデザイナーは厳しいといわれます。
最近では、クラウドソーシングでWebデザイン案件に応募している人数は、多くて40名程と、
かなり、Webデザイナーが増加しています。
職業訓練校に向いている人
スクールに通う学費を抑えて、Webデザインを学習したい人。
職業訓練は、一般のWebデザインスクールより、格安で受講できます。テキスト代の1万から2万円程度を自己負担することで受講できます。
わからないところは積極的に質問できる。
職業訓練は、学校の授業形式と同じで、講師一人に対して生徒が多数いる状態です。受講メンバーによっては理解力に差が出るため、疑問点を積極的に質問できる人がいいでしょう。
週5日、訓練校に通うことができる人。
職業訓練は、基本的に週5日、朝から夕方まで通う必要があります。時間を確保でき、勤勉に通うことができる人がいいでしょう。
職業訓練のメリット
お金をもらいながら、学習できる。
職業訓練受講給付金という制度があります。雇用保険を受給できない方対象に、一定の要件を満たすと、職業訓練受講給付金の支給をうけることができます。
低価格で学習できる。
Webデザインスクールに比べて、職業訓練は、教科書代の1~2万円ほどで、学習できます。
仲間ができる。
みんな同じスタートで受講するので、仲間ができやすいです。切磋琢磨できる環境があります。
Adobeソフトを学生割引で購入できる。
職業訓練の受講期間によりますが、長期になると、学生証が配布されるので、Adobeソフトを学割で購入できます。
職業訓練のデメリット
自分のペースで学習できない。
カリキュラムに沿って、規定の時間内に各講座内容を終えないといけないので、自分のペースで学習できません。職業訓練でついていけない原因の一つが、詰め込み型のカリキュラム内容です。Webデザインは、決して難しくありません。ただ、学習する範囲が多く、未経験のまったく知識のない初学者が、3カ月で学ぶには、頭がパンクします。(笑)
デザインを学ぶことはできない。
デザインを学ぶことはできません。商用デザインとは何か?やデザインの知識や実際にバナーやデザインカンプを作成することは、ありません。
訓練内容や講師の質にばらつきがあり、当たりはずれがある。
国から委託を受けている、民間の教育機関によっては、講師の質や訓練内容にばらつきがあるのは、避けられません。
実務に直結する技術を学ぶことができない。
職業訓練では、基礎的なソフトの操作方法やHTML,CSSなどの概要を学ぶことが中心です。そのため、実務で活かせるような技術を学ぶことができません。
必ずしも、職業訓練に入学できない。
競争率が高い時期もあり、必ずしも職業訓練に入学できない。各都道府県で倍率は異なっており、一概に言えませんが、競争率が高い場合は1.5倍~という時期もあります。
就職率が低い。
厚生労働省のデザイン分野の職業訓練(求職者支援訓練)情報によると、令和3年度のデザイン分野の実践コースの就職率は60.7%です。デザインスクールの就職率が90%を超えている中、決して、高くない就職率です。この60.7%のうち、Webデザイン業務に携わっている、割合はさらに、低いです。
職業訓練に向いていない人
実務に直結する技術を学びたい。
実務に直結する技術を学びたいならば、デザインスクールが最適です。職業訓練では、基礎的なことしか学ぶことができず、実務に直結することは学べません。
デザインを学びたい。
職業訓練のカリキュラムでは、Webデザインというより、HTMLやCSSやPhotoshopやIllustratorなどの基本的な操作方法を中心に学ぶ内容が多いです。そのため、デザインそのものを学ぶことができないです。商用デザインを学ぶには、デザインスクールがおすすめです。
自分ひとりでWebサイトを制作できる技術を学びたい。
職業訓練では、基礎的なソフトの操作方法やHTML,CSSなどの概要を学ぶことが中心のため、実務の企画から構成、デザイン、コーディングと実務に直結する技術を学ぶことはできません。
職業訓練よりWebデザインスクールを勧める理由
本気で、Webデザイナーを志しているならば、職業訓練より、Webデザインスクールが断然、
おススメです。なぜならば、プロの講師から実践的な技術や知識などを学べることや、実務経験を積むことも可能。就職支援のフォロー体制が手厚いからです。
おすすめWebデザインスクール
KENスクール
KENスクールは、筆者も通っていたおすすめのデザインスクールです!
何より一番のメリットは、実際の制作現場の過程に沿ってWebサイトを制作していくので、
未経験から即戦力レベルまでスキルアップできることがメリットです!
他スクールではコース講座のみしか受講できないスクールが多い中、KENスクールは単価講座も豊富にあり単価講座のみ受講できるので金銭面でも効率よく学習できます!講師から現場に通じるスキルやデザインの考え方や業界の裏話など様々な有益な情報を学ぶことができます!特に「極」コーディング/制作編はお勧めです!
実際の制作現場の制作過程に沿ってイチから自分で企画、制作をするので非常に有益な学習ができます!また、就転職に必須のポートフォリオサイトとしても一応、作成できます。
他スクールでは講師からの解説を聞くだけの 一方通行の授業が多いですが、KENスクールは解説→実践→フィードバック→質疑応答のような流れで学習していくので理解度が格段に違います!!
筆者お勧めのスクールです!!ご興味のある方は、下記URLに資料請求や無料体験予約などが素早くできるので是非アクセスください!!
筆者はヒューマンアカデミーWEBデザイン講座(WEBディレクターコース)、KENスクールのレスポンシブWebデザイン講座を受講済。そして現役Webデザイナーです。