今回はWebデザイナーには資格が必要なのかどうかを解説しています。以下のような疑問を解決できる記事内容となっています。
- Webデザイナーを目指して独学やスクールで勉強しているけど、資格って就職、転職に有利になるの?
- 資格って必要?資格なしでも、Webデザイナーになれるの?
- 資格ってどんな種類があるの?おすすめの資格を教えてほしい!
webデザイナーに資格は必要?
結論から申し上げますと必要ありません。資格を持っていても多少、有利になるかもしれませんが、必須ではありません。
実際、現役のWebデザイナーさんでも持っていない方が多いです。むしろ就職、転職する際に必要なのは資格ではなく、ポートフォリオ(webサイトの作品集)が重要です!
しかし、資格取得の勉強をすることは、Webデザイナーを目指す方にとって有益です。
なぜならば、Webサイト制作全体の概要や流れ、Webについての知識を学習することで、Webリテラシーが向上します。
おすすめのwebデザインの資格種類一覧
ウェブデザイン技能検定
一番資格の中で有名なのがウェブデザイン技能検定です。なぜならば、国が認める唯一の国家資格です。1級、2級、3級と種類があり、一番、おすすめの資格です。
学科試験と実技試験が各級にあり、知識とデザインスキルが問われる実践的な試験です。詳細は下記URLから協会のサイトを閲覧ください。
受験資格
3級:どなたでも受験可能。学科、実技試験あり。
2級:3級合格者もしくは、協会が定めた学校や訓練を修了した者。又は2年以上のwebの作成や運営に携わった経験(実務経験)がある。学科、実技試験あり。
1級:1級には実技と学科試験があります。学科、実技、ペーパー実技試験あり。
【実技試験】
1級の技能検定において、学科試験に合格した者
【学科試験】
7年以上のwebの作成や運営に携わっている者
協会が定めた学校もしくは訓練を修了後、5年以上の実務経験を有する者
協会が定めた大学を卒業後、3年以上の実務経験を有する者
高度職業訓練修了後、1年以上の実務経験を有する者
2級の技能検定に合格した者であって、その後2年以上の実務経験を有する者
合格率
直近の2023年の合格率を調べてみました。
3級は71.0%
2級は57.3%
1級は64.0%です。
3級は難易度は決して難しくなく、過去問や協会指定の教科書を学習していれば問題ありません。
まずは3級から受験してみてはいかがでしょうか?
Webデザイナー検定
Webデザイナー検定は、コンセプトメイキングから、制作、運用まで、業務としてWebデザインを行う際に必要な知識と技術を学ぶことを目的とした資格です。Webデザインについて概念的な知識があるかどうかの検定になります。ウェブデザイン技能検定よりも、気軽に受験でき、実務に役立つ知識を学習できるので、何か資格をとりたい!という方におすすめです!
資格の種類はベーシックとエキスパートの2種類にわかれています。詳細は下記URLから協会のサイトを閲覧ください。
受験資格
どなたでも受験可能です。
合格率
非公開。
全日本能率連盟登録資格Web検定 Webデザイナー
webリテラシー、webデザイン、Webディレクション、WebプロデュースとWebに関わる職種の資格を網羅することができるWeb検定です。
連盟サイトによると、現在現場で必要とされる実践的かつ 標準的な知識を網羅したプロフェッショナルなWebデザインの資格です。学科試験のみで実技試験はありません。
詳細は下記URLから協会のサイトを閲覧ください。
受験資格
どなたでも受験可能です。又、種類は1つのみで有効期限が2年のみです。
合格率
59.8%とやや簡単で、協会指定の教科書や過去問で十分対応できます。
HTML5プロフェッショナル認定試験
特定非営利活動法人エルピーアイジャパンがHTML5、CSS3、JavaScriptなどを使用してwebサイトやアプリケーションを開発、設計する際に必要な知識や技術を持っているかを認定している資格です。資格の種類は2種類あり、Level1とLevel2があります。
Level1はHTML5とCSS3の基礎知識は、もちろん、HTML5やCSS3を使ってユーザーが使いやすいWebサイトの作成をすることができることを証明する資格です。
Level2はJavaScriptを使用してwebサイトの動的動作、Webアプリケーションの開発や設計ができることを証明する資格です。
どちらかとエンジニア向けの資格です。詳細は 下記URLから協会のサイトを閲覧ください。
受験資格
どなたでも受験可能です。資格有効期限は5年間です。
アドビ認定プロフェッショナル
「Adobe Certified Professional(アドビ認定プロフェッショナル)」は、アドビ社(Adobe Inc.)のAdobe Creative Cloud 2021/2022/2023に対応する資格試験です。
試験科目は、Photoshop,Illustrator,PremiereProのそれぞれのアプリケーション別に分かれています。WebデザイナーにはPhotoshopやIllustratorがおすすめです。
詳細は、下記URLから協会のサイトを閲覧ください。
受験資格
どなたでも受験可能です。
合格率
非公開。
Photoshop®クリエイター能力認定試験、Illustrator®クリエイター能力認定試験
Photoshop®クリエイター能力認定試験やIllustrator®クリエイター能力認定試験は、アドビのPhotoshopやIllustratorの活用能力を測定・評価する資格です。
問題の指示に従い新規ドキュメントから1つのグラフィックコンテンツを作り上げる実践的な試験内容です。
問題の指示に従って、限られた時間内にコンテンツを制作する「操作スキル」と、与えられた指示を正確に読み取り形にする「問題解決力」などを、検定試験を通して習得することができます。
資格の種類はスタンダードとエキスパートの2種類に分かれています。詳細は、下記URLから協会のサイトを閲覧ください。
受験資格
どなたでも受験可能です。
資格を取得するための勉強方法
公式の教科書と問題集で勉強する。
Webデザインの資格取得には、独学でも十分、可能です。やはり、合格するには、過去問題集を解くことが、何よりも重要です。資格取得するために、スクールや専門学校に通う必要はありません。
通信教育・オンラインスクールで勉強する
独学で資格勉強するには、不安という方には、通信教育やオンラインスクールがおすすめです。
自分のペースで学習できるので、忙しい方には、ピッタリな学習方法です。
Webデザインスクールに通う
本気で、Webデザイナーを目指しているのであれば、専門のWebデザインスクールに通うことをおすすめします。資格取得には独学でも可能ですが、Webデザイナーとして、就職するには、
専門のWebデザインスクールに通うことが一番の近道です。
まとめ
Webデザイナーには資格は必要ありません!!ただし、継続して勉強を続けることが何より大切です。Web業界は流行の変化は激しく、トレンドには敏感になっておかないといけません。
資格取得にむけて勉強することはとても大切ですし、スキルアップにもつながるので決して資格取得は無駄にはなりません。ですから資格を取得したい方は国家資格のWebデザイン技能検定やWebデザイナー検定などを取得することをおススメします。
実際に筆者は未経験からWebデザイナーへと転職できたので参考にしてもらえれば幸いです。この記事を読み終えるとWebデザイナーの資格の種類や必要性などが理解できていると思います!